人生を振り返り、人生を考える
現在の僕の状況について軽く書いておきます。
いま僕は25歳で、12月がくれば26歳になる。
19歳で自衛官になって、やりがいはあったけど、どこか「金のため」に働いているような気がして、漠然と「好きなことで働きたい」って思っていた。
毎朝仕事に行くのが憂鬱で、でもどうせ働くなら「仕事ができるやつ」になりたいと思って必死で勉強した。
どれだけ勉強して、どれだけ仕事ができるやつになっても、同期との給料の差なんてほんの少し。
むしろ最初の数年なんて、まったく一緒。
こんなんじゃ「頑張らなかった者勝ちじゃん」っていつも思ってた。
でも「頑張らない」なんてことは僕にはできなかった。
小さい頃から負けず嫌いで、悔し涙なんて何回流したか分からない。
全力でやらないと気がすまなかった。
必死で勉強して、必死で体を鍛えた。
その結果学校は主席で卒業できたし、おかげさまで周りからの評価も高かった。
昇任も最短でできた。
正直、自分でも「出世コース」に乗れたと思った。
でも、ある日僕の人生ががらっと変わった。
警察のお世話になった。
なにもしていない、なにもやってない、それなのに警察は信じてくれない。
何日か勾留された。
やっとの思いで職場に復帰した。
でもそこには僕の居場所はなかった。
いつも優しくしてくれた上司、同期がまったく顔を合わせてくれない。
なにもやってないのに、世間の評価だけでこうにも態度が変わってしまうのかと・・・
もう退職するしかなかった。
常に誰かから見られているような視線を感じるようになった。
そしてなにより「警察にお世話になったやつ」というレッテルを定年まではられるのが耐えられなかった。
親に猛反対を受けながらも退職した。
もう自衛官として普通の精神状態で働くのは無理だった。
周りから「逃げたのか」とか「弱虫」とかいろいろ言われた。
確かに僕は逃げた。
でも逃げるしか助かる方法がないときは、逃げていいと思う。
いまは昔のような精神論が通用する時代じゃない。
晴れて退職して、上京した。
僕のことを知っている人がなるべく少ないところに行きたかった。
周りの目を気にせず生活したかった。
自衛隊を退職して、人生ががらっと変わった。
でもここまで見て、自衛隊やめるなんてもったいないと思う人も多いと思う。
確かに、自衛隊なんて絶対なくなることなんてないし、給料も高い。
でも金なんて稼ぐ方法はいくらでもあるし、給料が安定してて良いことってなに?
いまは大企業もばんばん潰れて、いつかはAIに仕事が奪われる時代が来る。
そんな時代に安定なんて必要ない。
僕は警察にお世話になって自衛官を退職したことを、人生のターニングポイントだとおもっている。
ここから良くも悪くも、どんな人生にするのかは僕の頑張り次第。
「努力をすればなんだって手に入る」という言葉がある。
僕の武器は諦めの悪さ。
いい人生にしてみせる。